麻生さんは庶民の気持ちが分からない

と言われるのはその通りと思うし、以下のような論のほとんど﹅﹅﹅﹅にも全くうなずける。

では財閥のボンボンやお貴族様が、揃っていけないかと言われるとそうも思わない。世界の中で最も成功している国の一つであるイギリスの、その成功理由には必ず階級社会や貴族制が入っているからだ。これはまともな貴族制を持たなかった日本では分かりにくい。

日本では、武家であろうと元からの公家であろうと、尊貴な身分になるともれなくおじゃる公家化してしまい、子を生む・生ませる以外は能の無い、人糞製造機に成り下がってしまう。太古の昔はさて知らず、一応の有史時代このかた、まともな貴族はいなかったと言っていい。

無論常に例外はある。だがイートン校の校訓、”優等生はならず者を一撃で沈むべし”が常識化しなかった。徳川慶光公爵が、二等兵で引っ張られ下士官のいじめに泣いた原因は、私の見る所、武門の棟梁の末裔でありながら、素手での人の殺し方一つ覚えなかったうかつさにある。

徳川家は所詮成り上がりで例外と言うなら、藤氏の長者を挙げようか。

例えば近衛文麿だ。こいつがいなかったら、そもそも対米戦争は無かった。日中戦争は大勝利の裡に終わり、日米は米英関係に準ずる程度の対等に近いパートナーであり得ただろう。ついでに中国は今のようでなく、台湾水準の幸福な生活を中国人は享受できていただろう。

では庶民出身の政治家が、同時代の日本人を幸福に出来たかと言えばそうとは言い難い。豊臣政権は秀吉の悪政(七公三民)ゆえに滅んだし、己の立身出世のためなら、千万人の罪なき同胞が死のうと眉一つ動かさない、平沼騏一郎や松岡洋右のような真正キチ○゛イも出たからだ。

そこへ行くと麻生さんは、ボンボンなのにおじゃる公家化していない珍例と言ってよいのだろうか。そうでもあるまい。非常時を非常時と認識できない勘の鈍さは、おじゃるの証拠に見える。がらっ八なのは庶民ウケを狙ったのでは無く、根の無教養がはみ出しているだけだろう。

思えばひとたび自民党が下野したのは、この人の悪政が原因だった。議員諸公はその事を忘れているのか、忘れたふりをせざるを得ないのか。世襲議員が数多くいる中で、おじゃる化していない人はいるのだろうか。いずれにせよ政界は、まれに見る人材不足なのだろう。

かかる政界に、地下人としては何一つ出来ることは無いが、ただ一つ気を付けることは出来る。一つは近衛のようなクズにであり、もう一つは平沼のようなキ○ガイにだ。そのような者どもがやがて出てくるのは避けようが無いから、出てきた時を見計らって隠れるしか無い。

そのための日常でもある。精進精進。

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