上位互換

エンバクめしの旨さは、食べたことの無い人に話しても分からない。エンバクを蒸し潰したオートミールもミルクのようで旨いが、まる燕麦メシの滋味と食感は例えようがない。そして現在、日本で人間用のまる燕麦は流通しておらず、馬の飼料として出回っているものだけ。

だから燕麦めしには難もある。穀物にはモミがあり、モミは穀物が発芽するまで保護する役目があるから、内からは容易に外れても、外からは頑強に外れないよう本来出来ている。女子高生に「おっぱいを外せ」と言って誰が従うだろうか。生殖とはそれほど強固である。

ただ中国種には、ハダカムギとして外れやすいのもあるようだが、日本では入手できない。

だから燕麦めしを味わうなら、よく噛んでモミを吐き出すのを覚悟しなければならない。だいたい茶碗一杯に、杯一杯はモミを吐き出すことになる。噛むことは健康に良いが、面倒には違いない。ゆえに燕麦の旨さは日本米以上だと知っていても、米の上位互換とは私は言わない。

これは繊維にも当てはまる。どんなに科学的な研究の精華であれ、野営での上っ張りは綿か、麻でないと時に命に関わる。麻は綿の上位互換に近いが、保温性が悪い。綿は麻より安くて温かいが、羊毛と違って湿りやすく、湿れば凍死に至るほど体を冷やす。

では羊毛なら完璧かと言えばそうでない。夏は暑いし、価格が高い。羊毛の上位互換にラクダ毛がありそうだが、ラクダはヒツジのような柔らかい毛が出来ない。だから肌に直接着られない。そしてこうしたことは、自分で痛い目に遭わないと分からない。

だから団塊は凶暴なのだ。おわかり頂けるだろうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク



スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事(一部広告含む)

スポンサーリンク
スポンサーリンク