さるラノベの途中原稿

衝撃と共にわずかな音が艦橋にも聞こえた。

「報告せよ!」
「こちら計測室。標準時計を射貫かれました。」
「!」

ややあってサーラが言った。
「全員、時計を合わせよ。用意、3、2、1、テ!」
艦内に無数の竜頭を押さえる音がした。「プチ。」

「とぉおりかぁじ、一杯。トリムちょい上げぇ!」

サーラが手にする時計は、変哲も無いステンレスのガワだが、出航前に時計師の一人に贈られたものだ。「持っていって下さい。」

「ありがとう。でも、いいの?」
「はい。手巻きで、どこまで物理に迫れるか。これが精一杯です。」



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