殺劫

崑崙山の仙人は、不殺生が絶対の戒である。だが数千年間その戒を守っていると、仙人も精神に変調を来す。これを殺劫が溜まるという。従ってその爆発するときには迷惑なことに、わざわざ人界へ降りてきて、無差別大量殺人の限りを尽くす。何せ人間は数が多いからだ。

ここ数日の、曇天による涼しさをいい事に、大掃除伝次郎を演じている。掃除は働いた分だけ確実に成果≒ゴミ袋が大きくなって、決して嫌いではないのだが、こまめにやるほどマメな人間でもない。その代わり時折もの凄い掃除欲が爆発して、徹底的にやらねば気が済まない。

ご近所の衆に「引っ越しちゃうんですか?」とその都度聞かれる。アハハと笑って誤魔化すが、劫がいつ爆発するか、自文でも分からないからあるいはたちが悪い。こんな真夏や真冬にそうならなくてもよいはずだが、どうもそういう時期に限って殺劫が溜まるようだ。



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