漢文が読めるようになる法

そのかみレスリング・オリンピック三連覇のカレリン先生が、まだ小学校低学年ぐらいの華奢な少年も混じる弟子たちを前にして、「君たちはくびを鍛えなくてはならない」と言っているのをNHKのドキュメンタリーで見た。無茶な、そもそもあんた頸無いじゃないか!

その、肩から直に頭の生えている超人はインタビューに応じて、「私はクズネツォフ先生の仰る通りに稽古しただけです」と言う。それはその通りなのだろうが、同様にクズネツォフ先生に付いて稽古しようと、カレリン先生に弟子入りしようと、凡人は代表選手にすらなれない。

これは漢文読解も似ているのではないかと思うようになった。「同じ」とは思わないのは、自分を凡人と強く思いたいからで、超人にならねばならぬと気の触れたことを言ったあるドイツ人は、本当に気が触れた。対して超人は三十を待たず、哲人ならねどおのずから超人だ。

郭沫若 李学勤
こう思うに至った経緯は、ポンニチに限らず本場中国の漢学教授の漢文理解までが、呆れるほど低レベルなのが次第に知れてきたからだ。漢語多功能字庫の紹介ですこし触れたが、いぼぢろう犬坂の詐欺師とほとんど変わらない。中共の御用学者だけに政治ごきぶりでもある。

漢文は、一字一字の意味を、まるでオオカミが獲物をつけ回すように追い回す手間を嫌うと読めない。さらに前提となる基礎知識が少なからずあり、たかが世界史Bの教科書程度を丸暗記出来る記憶力と興味を持てなければ無理だ。さらに大漢和と学研大漢和と字通が最低要る。

加えて現代中国語を読むのに苦労しないのは当然だ。さて、ここまで条件が絞られる技能を、誰にでも出来ると言うのは、サディストの言い草だと思うようになった。大学受験程度の漢文も嫌がられるのに、白文を適性の無い人に読めと求めるのは狂気の沙汰だ。

自サイトの、漢文読解のページを読みに来る人がたまに居るが、何だか後ろめたくなってきた。だが、それでよいのだろう。タダで公開しているのだ。責任を取ろうにも方法が無い。



関連記事(一部広告含む)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする