先日、貨車のホイールにサビが入り始めたので塗ったのだが、終えた後で子細に眺めていると、微妙にフレームが曲がっている。
この車の下側台枠は目の字形で、真ん中のマスにプラスチックの荷台がはまり、外側両マスに車輪がはまっているのだが、外側の枠が目で見てそれと分かる程度には、上へ曲がっていた。つまり頭の悪そうなクルマみたいに、前後から見てタイヤがハの字状に広がっていたわけ。
設計以上の荷重をかけたことは無いはずだが、もともと人力で牽くのが前提だから、原付で牽き回したのには相当に負荷がかかったらしい。このままでは破損必至なので、木材を当てて重ハンマーで曲がりを叩き直し、金物を加工して上下のフレームを斜めに連結して補強した。
このリヤカーのデフォルトはノーパンクタイヤだが、すでにチューブタイヤに入れ替えておいてよかった。フレームが曲がるほどの衝撃がかかるからには、元のままだったらとうにスポークが折れていたはず。今後も元気に走り続けて貰いたいものである。