ラノベの没ネタ。
初号機は近所の未亡人を哀れに思ったおじいさんが、絶妙なセッティングの「○○夫人専用ピノキオ」として開発。ウソをつくたび鼻ではないところが大きくなる。手放せなくなった未亡人にせがまれるままに、おじいさんは二号機を製作。要望に応えて出力向上型となった。
これがのちに、「技の一号、力の二号」と讃えられるに至る。
この二体の噂が広まり、女性たちに劣化版「雑魚ピノキオ」が飛ぶように売れ、おじいさんは一財産築いた。話はついに王都にまで届き、最近色々と不如意の国王夫妻に要望されて、ゴージャスそのもののハイ=ピノキオを製作。「ぐふふ…。ザコとは違うのだよ、ザコとは!」
しかしあまりの複雑さゆえに、王妃様のわがままに応じられなかった。
王妃さま「…であればよいのじゃ。」
おじいさん「それでは頭も口もありませんが。」
王妃さま「男にあんなのは飾りじゃ。偉い者にしか、それがわからんのじゃ。」
おじいさん「…。」
王妃さま「わからんかのう。最中に頭をメスにかじられて、バッタのオスはなお役立つぞ?」
こうして「ピオング」が誕生。王様は用済みとなり強制隠居、王妃様が女王に即位。円満な女王様のもと、王国は平和で繁栄したという。めでたしめでたし。