15年前、望遠鏡を担いでマウイ島のハレアカラ山頂近くに居た。
昼間から神の景色としか言いようのない光景に、ただただ押し黙るだけだった。夜間、星が熱いと感じるほどでもあった。加えてアメリカ領だけに差別はいけないというのが染み通っていて、大陸ヨーロッパのような不愉快な目に遭わされずに済んだ。
アメリカに言いたい事は山ほどあるが、あの明るさはさすがと思う。それもあって、あの時お世話になった人たちが、今回の山火事の被害に遭っていないだろうかと僅かながら思う。小生如きに、何一つ出来ることなど無いのではあるけれども。
それでも、「みんなのぶた」が垂れ流すふざけた歌詞のような、偽善ではない。