いま一騎の乗騎、かもしかⅡ号くんのオイル交換に出掛けたら、ふだんの面倒見の悪さが祟って入院することに。お店の馬を貸して頂いて帰ったが、久しぶりに裸馬に騎って高速上で、我が乗騎に取り付けた風に立ち向かう盾のありがたみを知る。
どうせ誰にも聞こえやしないから、「ルルルルラーザヴョームイィィィ!」(我が筏をほどけ!)とヴォルガの船歌を遠慮無く大声で歌って我を励ましながら走る。こういう時は八代さんのじゃなく、ロシアの百姓のがいい。「エーイ、チャーヌチ、カナート!」(やれ牽け綱を!)
借り馬くんの方が新しいし、戦闘機だから高速性能はいいのだけれどね。陋宅に帰り着き、万一のことがないよう、分厚いザックのシートで底板に腹巻きをした上で、牢屋の格子に使われている鉄で作ったチェーンロックを回しがけする。前輪も鎖で止める。
Bateliers de la Volga (Boatmen) – Эй, ухнем – Red army choir – GB & FR subtitles