昨日の改訂

矣(イ)

日本古語では、大雑把に言って勝手にそうなった物事に「ぬ」、そうしようと意図的にした事物に「つ」を用いる、と説明される。孔子も好き好んで老いぼれたわけではなかろうから、「つ」より「ぬ」の方がふさわしいと判断した。


秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる(藤原敏行)


秋が来たのも「おどろ」かされたのも、勝手にそうなったのであって敏行のせいではない。

https://hayaron.kyukyodo.work/syokai/jutuji/152.html



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