本日の改訂3

白川静

…『尚書』は、別名『書経』ともいう。国務大臣を意味もする。元は宮廷の文書係に過ぎなかったが、皇帝の個人的都合で大出世させられ、とうとう宰相をも意味するようになった。流行りのスペースオペラにも使われた。それを読んで友人が問うた。

友人「なんで尚書が文書係なんだい?」
訳者「では尚書って紙にかいてごらん。」
友人「ん? こうか?」

尚書

訳者「では尚の字の下に手の字を足して。」
友人「ああ…あ!」
訳者「そゆこと。」

掌書

訳者の知る限り、漢字をこういう風に教えた漢学教授は藤堂明保博士しかいない…。

https://hayaron.kyukyodo.work/syokai/rijin/076.html#yowa



関連記事(一部広告含む)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする